2021年12月25日土曜日

家族2


 2年半ぶりに訪れた島は、以前にも増して静けさに包まれていました。






波の音とか、風の音とか
それだけ

雑音のない




2021年12月18日土曜日

家族







 2年半ぶりに訪れた島は、以前にも増して静けさに包まれていました。

2021年12月8日水曜日

嘗て


 

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。

よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。

世の中にある人とすみかと、またかくのごとし(方丈記より)


ここは小春日和の折にはたくさんの路地猫達が気持ちよさそうに毛づくろいしていた場所。


2021年11月20日土曜日

聚散十春


 おじいさんは二匹の猫を大切にしていた。

茶虎の子と、黒猫の子と。

黒猫が居ないので尋ねると、海に落ちて死んでしまったと。

潮に流されているのを網ですくったが駄目だったと。

この界隈の猫たちもほとんど絶えてしまったと。

ここに来れば、そこち行けば居て当然だと思っていた小さな命たち

時が押し流してゆく命たちは多いのだと、思い知る。



2021年11月12日金曜日

さようなら

すみれ(母猫)より先に天国に旅立った「はち」


すみれは性格の良い美しい猫だった。
三匹の子猫のうち「はち」は交通事故で旅立ったが、
「なつ」「ろく」の二匹は今では
「さよ」「ひよ」という名前で飼い猫として暮らしている。

すみれは野犬に殺されてしまったが、
あっちで我が子「はち」、ゴッドマザー「まだら」と
心安らかに暮らしていればと願っている。



曾々々々(不明)祖母さんの「まだら」と「はち」、授乳中の「すみれ」

ゴッドマザー「まだら」は野良として厳しい環境の中で10年以上生きてきた。
とても賢く、とても優しく、時にとても強く。

虹の橋の向こう側でたくさんの自分の子どもたちとともに
野犬も底意地の悪い人間もいない、
夏の厳しい暑さや冬の寒さもない
いつだってお腹いっぱいにご飯を食べられる
そんな世界で穏やかに暮らしてほしい


まだら、すみれ

ありがとう


さようなら
 

2021年11月6日土曜日

諦める


Lieca M+Carl Zeiss Planar T* 2.0/50 ZM

 
体が思うに任せず家に籠もることの多い毎日

どこかしら体に痛みがあるのとあまり物事をポジティブに考えられない

本質的にポジティブでないならなおのこと

いろいろとうんざりすることも多く、いろいろ思うことも多く

AFがついたカメラはすべて処分した

iPhoneあればいいんぢゃね?とか

撮れないものは撮らないという思考

諦めるとは明らかに極めることである

もちろんこれは有名な某作家の受け売りだけれども


2021年8月18日水曜日

8月3日の欠片

 







8月3日すみれに子どもたちを幸せにすると約束した日。
この日に間に合わず、あっちへ逝ってしまった子の分まで